3.4.6 チョンボ
重度の違反はチョンボとして罰則が課され、その局はやり直しとなります。上がりの宣言と同時にチョンボが起こった場合、チョンボは無効となります。
チョンボペナルティーの量は、満貫の支払いと同じ量です:親に4,000点、子に2,000点。 違反したプレーヤーが親の場合、4,000点が各子に支払われます。
次の反則がチョンボの対象となります:
- 誤って上がりを宣言する。(誤ロン、誤ツモ)
- テンパイ状態でないのにリーチを宣言する。(流局時に確定)
- リーチ後に作ったカンで手を変更する。(上がった時、または流局時に確定)
- 牌山、もしくは他のプレイヤーの手牌から5枚以上の牌をこぼしてしまった場合。
- 手が無効となった後で鳴いた場合
チョンボが発生した場合、リーチ棒はリーチをしたプレイヤーに戻され、局はやり直しとなります。この場合、積み棒は置かれず、親も移動しません。
3.4.7 無効な手(デッドハンド )
ある種のミスにはチョンボ罰則ではなく、無効な手(デッドハンド)が適応されます。デッドハンドを持つプレイヤーは鳴くことも、上がることもできません。その手がテンパイであったとしてもテンパイと認められません。
次のようなミスがあると無効な手(デッドハンド )とみなされます:
- 手持ちの牌が多い、または少ない場合
- 他のプレイヤー、もしくは王牌の牌をこぼしてしまった場合
- 誤ったカン、ポン、チーをした場合
3.4.8 マイナーなミス
牌山から牌がこぼれてしまった場合、すぐに牌山に戻すだけですみます。
しかし、1度にこぼれた牌が5枚以上ある場合は、チョンボの対象となります
3.4.9 和了が宣言された時
上がり牌によって、上がり手の種類が何種類かになる場合はプレイヤーに選択する権利があります。
ツモで上がったプレイヤーは他の3人のプレイヤーから点数を受け取ります。上がり牌を献上したプレイヤーは1人で全額を勝者支払います。
親プレイヤーは上がったときに子プレイヤーの時よりも多くのポイントを得ますが、他のプレイヤーがツモで上がった場合には子プレイヤーよりも多くを支払います。
親が上がったときには、積み棒が親のスペースの右側に置かれます。
3.4.10 積み棒
親が上がった場合、または流局になった場合、積み棒が親のスペースの右側に置かれます。
積み棒1本につき300点が上がり手に加算されます。
ツモの場合はプレイヤーが支払いを分担します。つまり、各プレイヤーは通常支払う点数に加えて100点を勝者に支払うことになります。
積み棒は親以外のプレイヤーが上がったときに取り除かれます。
3.4.12 親のローテーション
局が終わる度に、現在の親が継続されるのか、次のプレイヤーに移動するのかが決められます。
親が上がった場合、もしくはテンパイだった場合は同じプレイヤーが親を継続します。そうでない場合、親は移動して南のプレイヤーが次の親(東)となり、西のプレイヤーが南になり、北のプレイヤーが西に、そして東のプレイヤーが北となります。
3.5 ゲームの継続
次の親が決まったら、牌を裏向きにして混ぜ合わせて次の局を始めます。全てのプレイヤーが親を受け持ったら、次は南局の開始となります。南局で全てのプレイヤーが親を勤めた時点でゲームは終了です。
3.6 ゲームの終了
南局が終了した時点で一番多くの得点をもっているプレイヤーが勝者です。和了した数ではなく、合計点数によって勝者が決まります。引き分けが起こることもあります。テーブルに残されたリーチ棒は勝者に支払われます。
3.6.1 勝利者ボーナス ウマ
順位が確定したところで「ウマ」(ボーナス・ペナルティー)が加算されます。
上位の2名は下位の2名から以下のボーナスを受け取ります:
1位は30000点、2位は10000点を受け取ります
3位は10000点、4位は30000点を支払います
同点の場合は点数を折半します。
2人のプレイヤーが同点1位だとすれば、それぞれのプレイヤーが15000点を受け取ります。
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